ドライアイ 専門外来について

予約制
月曜日から金曜日の午後2時〜4時
水曜日の午前10時〜12時

「ドライアイ」は文字通り目が乾いてしまう病気で、原因は私たちの目を潤している涙にあるようです。「ドライアイ クリニック」では涙の量や質がどのような状態にあるかを検査し、「ドライアイ」の診断と治療をします。


涙の流れ
  涙は上まぶたの外側あたりにある「主涙腺」で作られ、まばたきの度に一定量の涙が送りこまれ目の表面を潤します。その後10%は蒸発し、残って古くなった涙は目の内側にある小さな穴「涙点」へ、そこから「涙小管」、「鼻涙管」を通って「鼻腔」へ流れます。

涙のはたらき
  涙は、正常な働きをするために下図のような働きをしています。


涙が減ると目は危険状態に
  まぶたを開けたままにしたり、涙が減ったりすると角膜の上に「ドライスポット」という乾燥した部分が現れます。普通はまばたきをして目の表面を潤していますが、涙の質や量が低下したり、必要以上に蒸発するとまばたきしても「ドライスポット」は残ったままになり、「目が乾く」と言った不快な状態になります。

ドライアイの症状
 ドライアイは涙の量が減ったり涙の成分が変わってしまうことで、目が乾き、角膜や結膜に障害がおこる疾患で、ほおっておくと、視力が低下したり、目を開けるのがつらくなったりします。ただ、初期症状はとても曖昧で、何となく目が疲れやすいなど自分で気が付きにくいのが難点です。

 主な症状:
  ・目が疲れやすい・目が重い・目が充血する・目がゴロゴロする・目が乾く


ドライアイの治療
  点眼薬による治療
ドライアイの場合、多くは、適切な点眼薬の処方を受けることで、
症状のコントロールが可能です。
ドライアイの治療に使われる点眼薬としては

  1. 目に水分を補給するもの
  2. 目の湿り気を保つもの
  3. 目の潤滑を良くするもの
  4. ドライアイによってできた傷を治すもの
  5. 炎症を抑えるもの
などがあり、ドライアイの種類や程度によって処方される点眼薬は変わります。また、シェーグレン症候群などに対しては、防腐剤の入っていない点眼薬にも健康保険の適用が認められています。水溶性の点眼薬だけでは無く、症状によっては、就寝前の眼軟膏が有効なこともあります。

  涙道閉鎖
 
点眼薬でも、ドライアイの症状がコントロールできない場合には、涙道閉鎖が適応となります。これは、涙の流れていく涙道を閉鎖する方法です。健康保険の適応される治療法として二つの方法が挙げられます。一つは従来から行われている涙点プラグです。
右上図の涙点の部分にシリコン製プラグを挿入することにより、眼内貯留涙液量の増加を目的とするものです。症状に応じて、上または下の涙点、もしくは上下両方の涙点閉鎖を行います。処置は、短時間(挿入のみは数秒で済みます。)で、痛みはありません。

(新しい涙道閉鎖)
従来は上記の涙点プラグを使うか、もしくは手術しかなかったのですが、2008年4月より新しい涙道閉鎖法が健康保険適用になりました。これは、涙点から涙が鼻の方へ流れていく涙小管に、液状のアテロコラーゲンという特殊なコラーゲンを注入する方法です。
アテロコラーゲンは、低温では液状ですが、体温付近では繊維化がおこりゲル形成を行い涙小管を閉鎖します。この方法は、涙点プラグのように肉芽形成や涙小管炎などの合併症の心配が無く、また、プラグでおこるような角膜や結膜への接触による異物感などの不快感も無く優れた涙道閉鎖法です。ハマノ眼科では、このアテロコラーゲンを使った涙道閉鎖の研究を14年前から続けてきました。
プラグより手軽に受けられる涙道閉鎖法として、今後の発展が期待できる新しい治療法です。

  その他
ドライアイ用眼鏡の処方が必要な場合、涙点閉鎖手術が必要な場合もあります。
ドライアイは、まず専門医の診察を受け、適切な治療を受けることが大切です。